居所証を手にするまでには、通常1か月、遅ければ2か月かかります。問題は、その空白期間のあいだ、銀行口座の開設も携帯電話の開通も本人確認ではじかれてしまうこと。F-4(在外同胞)査証で入国したばかりの方が真っ先にぶつかる壁が、まさにこの待機期間なんです。
居所証(国内居所申告証)の申告期限・必要書類・手数料・所要期間を以下にまとめておきました。ただし、滞在・ビザは国籍取得の経緯、パスポートの変更、犯罪経歴証明の提出有無など、個人の状況によって手続きが大きく分かれるデリケートな領域です。ご自身のケースは必ず政府公式窓口(HiKorea・1345・管轄の出入国・外国人庁)で確認するのがおすすめです。ここに書かれている内容は全体の流れをつかむための参考用です(2026-06 時点)。
居所証とは何で、誰が受け取るの?
国内居所申告証(居所証)は、外国国籍同胞(F-4 など)が国内に一定期間以上滞在する際に、居住の事実を申告して受け取る証明です。法令上、各種手続き・取引で住民登録証や外国人登録証の代わりに使えるため、韓国生活における事実上の身分証の役割を果たします。
混同しやすいポイントが2つあります。
- F-4 と居所証は別物です。 F-4 は在留資格(ビザ)で、居所証はその資格で国内居住を申告したうえで受け取る証です。
- ARC(外国人登録証)と居所申告は別の制度です。 F-4 同胞は外国人登録ではなく、居所申告のトラックをたどります。
誰が F-4 の対象か(同胞の範囲・国籍取得の経緯など)は、人によって判定が異なります。この部分は文章で断定しないので、必ず公式に確認を受けてください。
申告期限 — 90日が基準線
基準線は90日です。F-4 資格で入国したあと、90日を超えて国内に継続して滞在する予定なら、居所申告の対象になります。案内上は、入国日から90日以内に管轄の出入国・外国人庁(事務所)へ申告することになっています。
期限を過ぎると、反則金(過怠料)のような不利益が伴うことがあります。入国直後に予定を組んでおくほうが安全です。期限・過怠料の額は時点・ケースによって変わるので、1345 や HiKorea でご自身の基準で確認してみてください。
必要書類(公式確認は必須)
以下は、複数の案内で共通して挙げられる項目です。個人の状況によって追加されたり省略されたりすることがあるので、申請前に管轄庁での確認は必ず行ってください。
| 区分 | 項目 | 備考 |
|---|---|---|
| 身分 | パスポート原本 | 残存期間6か月以上を推奨 |
| 写真 | パスポート用写真1枚 | 3.5×4.5cm、白背景 |
| 同胞の立証 | 市民権証書/国籍関連書類 | 国籍喪失・回復時に原本を求められる場合あり |
| 家族関係 | 基本証明書(詳細)・家族関係証明書(詳細) | 発給国・翻訳・アポスティーユが必要な場合あり |
| 申請書 | 統合申請書 | 現地または電子民願の様式 |
海外犯罪経歴証明書を提出しなければならない場合や、パスポートが変更された場合などは、オンラインではなく出入国・外国人庁の窓口に訪問して提出するよう案内されます。
申請方法 — オンライン vs 訪問
- 電子民願(HiKorea、hikorea.go.kr): 一部のケースはオンラインで申請・受付ができます。
- 窓口訪問: 犯罪経歴証明の提出・パスポート変更のような事由があれば、訪問提出で案内されます。出入国・外国人庁は平日(月〜金)のみ運営で、週末・祝日は休みです。
- 訪問予約の必須化の流れ: 最近の案内によると、訪問予約は HiKorea で行い、2026年からは本人が直接予約するよう強化される傾向です(第三者による代理予約は不可との案内)。予約枠が少なく、数日〜数週間前に押さえなければならないこともあります。

手数料・所要期間
- 手数料: 国内居所申告証の発給手数料は35,000ウォン程度と案内されています(変動あり)。
- 所要期間: 書類提出後、通常は1か月(約4〜5週間)前後が一般的ですが、民願が集中する時期には2か月以上かかる庁もあります。
まとめると、居所証を手にするまでには通常1か月以上かかります。この空白期間のあいだ、生活インフラがふさがれてしまう点に、あらかじめ備えておくことが肝心です。
居所証を受け取る前の「空白期間」に生じる現実の問題
居所申告の受付と、実際のカード受け取りとの間に、次のことがよく引っかかります。
- 銀行口座の開設・携帯電話の開通: 非対面の本人認証段階で居所証の情報を求められたり、パスポートの英文名と韓国システムのハングル表記が異なるために認証が中断されたりすることがあります。
- 各種アプリの携帯電話本人認証: 韓国の通信会社名義・実名認証を前提とするサービスは、電話が開通するまで事実上入りづらいです。
現実的な順序はこうです。まずパスポートを臨時の身分証として使って対面の手続きを済ませ、居所証を受け取ったあとに非対面認証ベースのサービスへ広げていけばいいんです。
移動・決済は「本人確認なしでもできる」手段から
居所証も、韓国の電話も、韓国の口座もまだありません。それでも移動や交通チケットの予約は止められないですよね。こんなときは、韓国式の本人確認を前提としないよう設計されたサービスを使えば、生活が途切れません。
よくある質問(FAQ)
Q1. F-4 で入国したのですが、居所申告は必ずしないといけませんか? 90日を超えて継続して滞在する予定なら、申告の対象になります。ご自身の滞在計画上の義務の有無は、1345・HiKorea で確認してみてください。
Q2. 居所証の発給までどのくらいかかりますか? 通常は1か月(約4〜5週間)前後で、民願が集中する時期には2か月以上かかることもあります(庁により異なる)。
Q3. 発給手数料はいくらですか? 35,000ウォン程度と案内されています(変動あり)。正確な金額は公式確認が必要です。
Q4. オンラインだけで申請できますか? ケースによっては電子民願(HiKorea)が可能ですが、犯罪経歴証明の提出・パスポート変更などは窓口訪問での提出で案内されます。
Q5. 居所証が出る前は身分証がないのですか? この期間はパスポートを臨時の身分証として使います。その代わり、非対面認証ベースのサービスは制限されることがあります。
参考: 本記事は一般的な理解を助けるための参考情報であり、法律・行政のアドバイスではありません。居所申告・滞在・ビザの手続きは個人の状況や政策変更によって変わり、本記事の期限・書類・手数料・所要期間などの数値は2026-06 時点の参考値で、公式確認が必要です。正確な手続きとご自身のケースの判断は、必ず法務部 出入国・外国人政策本部 HiKorea(hikorea.go.kr)、外国人総合案内センター 1345、管轄の出入国・外国人庁など、政府公式窓口でご確認ください。ラチャ(LACHA)はビザ・滞在の行政代行サービスではなく、交通・決済の利便を提供するアプリです。




