ソウル施設公団が運営する自動化無人精算の公営駐車場は、現金を受け付けません。公式FAQの原文が「クレジットカード、交通カード、ゼロペイでのみ決済が可能」だとはっきり明記しています。財布に現金しかない場合は車を出せず、残された道は出口の精算機にある「呼出」ボタンを押して係員と相談することだけです。その相談は韓国語で行われます。
逆の落とし穴もあります。一部の自治体の公営駐車場は現金しか受け付けずカードを拒否して、住民からの苦情が報道されたことがあります。「カードさえ持っていれば大丈夫」も「現金さえあれば大丈夫」も、全国では通用しないということです。
料金の仕組みも都市ごとに違う設計になっています。ソウルは5分単位で料金が加算され、全駐車場一律の1日上限がない一方、釜山は10分単位で級地별ごとの1日上限があります。ソウル施設公団の直営駐車場だけを見ても、同じ「公営駐車場」の看板の下で3級地は1時間あたり1,560ウォン、1級地は8,400ウォンと5倍以上の開きがあります。
以下では、支払い手段から始まって級地の考え方、ソウル・釜山の料金表、仁川・金浦空港の駐車、駐停車の過料、そして車を停める前の5分チェックリストを順番に見ていきます。
参考: この記事の料金・過料は2026-08時点で各運営機関の公式ページで確認した数値です。駐車料金は自治区の条例と個別駐車場の告示で決まっているため、同じ都市の中でも異なり、改定も頻繁です。車を停める前に、その駐車場の案内板でもう一度ご確認ください。
カードがないと車を出せない — 無人精算機で使える支払い手段、使えない支払い手段
ソウル施設公団の公営駐車場FAQの文はこうです。「クレジットカード、交通カード、ゼロペイでのみ決済が可能ですが、一部の駐車場では携帯電話決済などの方法をご利用いただけるようご案内しています。」現金決済そのものが選択肢から外れています。
これがなぜ外国人にとってだけ事故になるのかというと、問題が起きる場所がよりによって出口ゲートの前だからです。後ろには車が詰まっていて、目の前には韓国語のインターホンがあります。料金がいくらか分からなくて起きる問題ではなく、払う方法がなくて起きる問題なので、その場では解決できません。
韓国観光公社の公式英文ドライブガイドも、この点を外国人ドライバーに向けて別途警告しています。「無人駐車場では現金がほとんど受け付けられない(cash is rarely accepted at unmanned garages)」と書いたうえで、閉じ込められないように外国人向けのプリペイドICカードをあらかじめ用意するよう案内しています。
| 窓口 | 使える支払い手段 | 現金 |
|---|---|---|
| ソウル施設公団 無人精算の公営駐車場 | クレジットカード・交通カード・ゼロペイ(一部は携帯電話決済に対応) | 不可 — 出口の「呼出」ボタンで係員と相談 |
| 仁川空港 無人精算機 | 前払い・後払いカード・クレジットカード・交通カード | 不可 |
| 仁川空港 有人ブース | 現金・前払い後払いカード・クレジットカード・交通カード・ハイパス(5万ウォン以下の取引) | 可能 |
| 一部の自治体の公営駐車場 | 現金中心 — カードを受け付けず苦情が報道された所があります | 可能 |
海外で発行したカードが無人精算機を通るかどうかは、この記事では断定しません。ソウル施設公団の案内は「クレジットカード」とだけ書いており、国内発行と海外発行を区別していませんし、実際の承認率に関する公式資料や統計もありません。カード1枚だけに頼らないでください、というのが現在の根拠で言える最善です。カードが拒否される状況そのものへの対応は韓国で海外カードが拒否されたときに別途まとめています。
注意: 決済ができないからといってゲートをそのまま通過すると、はるかに高くつきます。駐車場法第9条は、路上駐車場の駐車料金を払わなかった場合、条例の定めるところにより駐車料金の4倍以内の加算金を課せるようにしており、ソウル施設公団は実際に4倍を賦課します。手続きは現場告知(フロントガラスへの貼付、納期7日)→ 1次郵便告知(15日)→ 2次告知(15日、督促・差押予告)→ 返送分の再告知 → 自動車・不動産の差押依頼、の順で進みます。
看板ではなく級地を見る — 同じ「公営駐車場」が5倍以上違う理由
韓国の公営駐車場の料金は「級地(クプチ)」で分かれています。地価と需要が高い都心ほど1級地、郊外に行くほど3・4級地になり、料金が級地単位で告示されます。訳しても意味が伝わりにくい概念ですが、料金差を生むのは駐車場の名前ではなく、この級地です。
ソウル施設公団の直営公営駐車場の級地別5分あたり基本料金の上限は、1級地700ウォン、2級地430ウォン、3級地130ウォンです。1時間あたりに換算すると1級地8,400ウォン、3級地1,560ウォンで約5.4倍の差になります。同じ「公営駐車場」の看板を見て似た料金だろうと思っていると、1日で予算が狂います。
これに割増と減免がさらに加わります。
- 車両サイズ割増 — 中型は基本料金の200%、大型は300%です。レンタカーでワゴン車を借りたなら、表に書かれた数字の2〜3倍で計算する必要があります。
- 微細粉じん季節管理制の割増 — 12月から3月まで、排出ガス5等級の車両は基本料金の50%が上乗せされ150%を払います。
- 減免 — ソウル施設公団基準で障がい者・国家有功傷痍者などは80%、乗換・軽自動車・低公害車・ひとり親家庭などは50%、兵役名門家・参戦有功者は20%減免されます。
ヒント: 目的地の住所だけを見て駐車場を選ばず、まず級地を見てください。都心の1級地に3時間停める値段があれば、一駅外の3級地に停めて地下鉄で入るほうがずっと安いことが多いです。
ソウルの公営駐車場料金 — 江南区・中区の実際の告示料金と5分単位の計算法
同じソウルでも、運営主体が自治区なのかソウル施設公団なのかによって料金表が別々にあります。実際に告示された数値を見るとこう分かれます。
| 運営主体 | 1級地 | 2級地 | 3級地 | 4級地 |
|---|---|---|---|---|
| ソウル施設公団 直営(上限) | 5分あたり700ウォン(1時間8,400ウォン) | 5分あたり430ウォン | 5分あたり130ウォン(1時間1,560ウォン) | — |
| 江南区(路上・路外とも同じ) | 5分あたり400ウォン(1時間4,800ウォン) | 5分あたり300ウォン | 5分あたり200ウォン | 5分あたり100ウォン |
| 中区 路上 | 5分あたり500ウォン | 5分あたり250ウォン | 5分あたり150ウォン | — |
| 中区 路外 | 5分あたり450ウォン | 5分あたり300ウォン | 5分あたり200ウォン | — |
| 中区 市庁周辺1圏域 | 5分あたり600ウォン(1時間7,200ウォン) | — | — | — |
計算はシンプルです。5分あたりの料金 × 12 = 1時間あたりの料金です。江南区の1級地に2時間30分停めると5分が30回なので400ウォン × 30 = 12,000ウォン、中区の市庁周辺1圏域に90分停めると600ウォン × 18 = 10,800ウォンです。
5分単位という点が思ったより大きく効いてきます。「あと10分だけいてから行こう」が中区1圏域では1,200ウォンで、コーヒーを1杯飲む30分が3,600ウォンです。1時間あたりの料金でざっくり見積もると、実際の請求額とずれます。
📌 参考: 上記のソウル施設公団の700・430・130ウォンは級地別の上限です。同じ級地の中でも駐車場ごとに実際の告示料金は違って設定されているので、停める駐車場の案内板やその運営機関のページで、その駐車場の数値を確認するのが正確です。
ソウルには1日上限がない — 48時間停めたら144,000ウォン
ソウル施設公団の直営駐車場の料金表の基本構造は「5分ごと」の加算です。全駐車場に一律で適用される1日上限がありません。 12時間停めようと48時間停めようと、5分ごとに上がり続けるという意味です。
1日駐車料金(入庫後24時間)が別に設定されている所もあるにはありますが、一部の路外駐車場だけで、その金額も安くはありません。ソウルグローバルセンター50,400ウォン、訓練院公園39,600ウォン、蚕室駅31,600ウォンです。「1日料金がある=安い」ではありません。
実際の事故事例も報道されたことがあります。2級地である舎堂駅の公営駐車場(5分あたり250ウォン・1時間3,000ウォン)に48時間停めた利用者に144,000ウォンが課され、これは同じ駐車場の月定期券130,000ウォンより高い金額でした(2020年11月報道)。当時ソウル市は、都心に入る車を減らし長時間駐車を防ぐことが政策の趣旨だと答えました。
この構造はミスではなく意図です。だから「1日停めたところでいくらにもならないだろう」という感覚は、ソウルではあまり通用しません。1日以上停める予定なら、料金表に「1日駐車料金(入庫後24時間)」の項目があるかをまず確認してください。項目がなければ5分あたりの料金が最後まで積み上がります。
ちなみに、ソウルで1日料金がいつから一部の駐車場に導入されたのか、現在何か所に適用されているのかは公式資料で確認できませんでした。個別の駐車場の料金表で確認するのが確実です。
釜山は10分単位で1日上限がある — 都市が変われば規則も変わる
釜山はソウルとちょうど逆方向に設計されています。課金単位が10分で、級地ごとに1日駐車料金の上限が決められています。 案内文にも「1日駐車料金を超える場合は1日駐車料金を徴収」と明記されています。
| 級地 | 10分あたり | 1時間換算 | 1日駐車料金 |
|---|---|---|---|
| 1級地(가) | 700ウォン | 4,200ウォン | 21,000ウォン |
| 1級地(나) | 500ウォン | 3,000ウォン | 15,000ウォン |
| 2級地 | 300ウォン | 1,800ウォン | 8,000ウォン |
| 3級地 | 200ウォン | 1,200ウォン | 4,700ウォン |
| 4級地 | 100ウォン | 600ウォン | 2,400ウォン |
差がどれだけ大きいか見るとこうです。ソウルの舎堂駅の2級地は1時間3,000ウォンなので24時間で72,000ウォン(報道された48時間144,000ウォンの半分)ですが、釜山の2級地は8,000ウォンで料金が止まります。 同じ「2級地の公営駐車場」なのに、1日の料金が9倍近く開くことになります。
時間帯の区分もあります。釜山の公営駐車場は昼間08:00〜20:00、夜間20:00〜翌日08:00に分かれ、月定期券も昼間券と夜間券が別にあります。夜だけ停める人と昼だけ停める人の料金体系が違うということです。
注意: 上記の釜山の料金は中区庁・東区庁の2か所の公式案内が一致している数値です。ただ、この表が釜山広域市の全域に統一して適用される基準なのかは、条例の別表原文を確認できませんでした。自治区や施設公団ごとに異なる可能性があるので、停める駐車場の案内でもう一度ご確認ください。ソウルから釜山へマイカー旅行に行くなら、2つの都市の規則が逆だという点だけ覚えておけば、予算が大きく狂うことはありません。
空港の駐車 — 仁川は曜日に関係なし、金浦は曜日별で差がある
空港の駐車は規則が空港ごとに違います。仁川は曜日・祝日の区分がまったくない一方、金浦は平日と週末・祝日で料金が違ってきます。
| 区分 | 基本 | 追加 | 1日(24時間) |
|---|---|---|---|
| 仁川 短期駐車場(小型) | 最初の10分無料 → 30分1,200ウォン | 15分ごとに600ウォン(1時間2,400ウォン) | 24,000ウォン |
| 仁川 長期・予約駐車場(小型) | 最初の10分無料 | 1時間1,000ウォン | 9,000ウォン |
| 金浦 小型 | 30分1,000ウォン | 30分超過時は15分ごとに500ウォン | 平日(月〜木)20,000ウォン / 週末・祝日30,000ウォン |
| 金浦 大型 | 30分1,200ウォン | 10分ごとに400ウォン | 40,000ウォン(曜日に関係なし) |
仁川では短期と長期の差が、旅行が長いほど大きくなります。5日停めると長期駐車場45,000ウォン、短期駐車場120,000ウォンで75,000ウォンの差がつきます。荷物を降ろしてちょっと停めるだけでないなら、長期・予約駐車場が基本の選択肢です。
予約駐車場には条件が決まっています。入庫予定時刻を基準に45日前から4時間前までオンラインで予約でき、駐車期間は1日以上30日未満です。車両の高さ2.8m以上の大型車両は利用できません。
減免もあります。仁川空港は軽自動車、障がい者、国家有功(傷痍)者・5.18民主有功者・枯葉剤後遺症患者、多子女世帯(子ども2人以上・末子が満18歳以下)、低公害自動車1・2種に50%の減免を適用し、低公害3種は20%です。ただし多子女の自動減免はホームページでの事前登録が必須なので、現場で子どもを見せる方式では適用されません。この事前登録を外国人家族がどのような手続きで行うのかは公式案内では確認できなかったので、空港公社に直接確認するのが安全です。
注意: 仁川空港の駐車料金は2016年以降据え置かれた数値です(2026-08時点)。空港公社は混雑緩和のため国土交通部と協議して値上げを検討中だと2026年3月に明らかにしており、新しい料金はまだ公開されていません。背景には、乗用車利用の割合が2019年の36%から45.2%に増えた状況があります。出発前に公式ページで現在の料金をもう一度ご覧ください。
金浦空港は支払い手段がまた別の変数です。韓国空港公社の金浦空港の駐車案内には支払い手段の項目自体がないので、仁川空港と同じ方式だと考える根拠がありません。 カードと現金の両方を用意しておくほうが安全です。金浦から市内に入るルートは金浦空港の交通ガイドに、仁川からの移動の選択肢は仁川空港からソウルへ行く方法にまとめています。
もう1つあります。金浦の1日料金は「平日(月〜木)」と「週末・祝日」で案内されていますが、金曜日がどちらに入るのかは案内文に明記されていません。金曜日に出国するなら、空港の駐車案内でまず確認してください。旧正月・秋夕の振替休日も、韓国のカレンダーを知らないと見落としやすい部分です。
停めてはいけない場所と過料 — 4万・8万・12万ウォンの分かれ目
ちょっと停めた5分が過料になる場合があります。乗用車・4トン以下の貨物車基準の金額はこう分かれます。
- 一般の駐停車違反 — 40,000ウォンです。
- 消火栓周辺5m以内・高齢者保護区域・障がい者保護区域 — 80,000ウォンと2倍になります。
- 子ども保護区域(スクールゾーン) — 120,000ウォンです。学校近くの路地がこれに該当します。
- ワゴン車・4トン超の貨物車は同じ順に、それぞれ50,000ウォン・90,000ウォン・130,000ウォンです。
根拠は道路交通法第160条第3項です。一般の駐停車違反の金額は同法施行令の別表6(過料の賦課基準)に、子ども保護区域と高齢者・障がい者保護区域の加重金額は同施行令第88条第4項ただし書と別表7にそれぞれ書かれています(子ども保護区域の加重は午前8時〜午後8時の違反に適用されます)。消火栓周辺5m以内の80,000ウォンはこの2つの別表では確認できず、仁川・延寿区庁の駐停車取締り過料案内を基準に記載しました。
障がい者専用駐車区域は別の法律で扱います。駐車可能標章なしで停めたり、標章があっても歩行上の障がい者が乗っていない状態で停めたりすると過料10万ウォンです。物を積んだり通路をふさいだりする駐車妨害行為は50万ウォンです。根拠は障害者・高齢者・妊産婦等の便宜増進保障に関する法律第17条第4・5項および施行令第13条別表3です。
どこに停めていいかは縁石の色で読みます。韓国観光公社の公式英文ガイドは、白色の縁石または路上の駐車ボックスでのみ駐車が可能で、黄色の縁石の横やバス停の近くは違反だと案内しています。横断歩道の横、消火栓の横、交差点の近くも同じです。黄色の点線・実線・複線の細かい区分は道路交通法施行規則別表6が根拠ですが、私たちは原文ではなく要約資料を経て確認した内容なので、現場では路面標示と標識を優先して見てください。
注意: 取締りの職員がいなくても過料は来ます。安全申聞鼓(アンジョンシンムンゴ)の住民通報制度は、同じ場所で1分以上の間隔をあけて撮った写真2枚あれば通報が成立します。ナンバーが識別でき、違反地域(安全標識・横断歩道など)が背景に写っていれば大丈夫です。通報の時間間隔の基準は2023年8月から全国一律1分に統一されました。「誰も見ていないから大丈夫」が通用しない仕組みです。
納付には節約できる区間があります。事前通知書を受け取った後、意見提出期限(事前通知とともに与えられる10日以上)内に自主納付すると20%軽減されます。根拠は秩序違反行為規制法第18条および同法施行令第5条です。逆に納付期限を過ぎると加算金がつき、納期経過時に3%、その後毎月1.2%が加わって最大75%(最大60か月)まで増えると案内されています。
問題は、その通知書が韓国の住所に韓国語で届くという点です。住所変更の届出をしていない在住外国人や、すでに出国した旅行者は、20%軽減の窓をまるごと逃したうえに加算金まで受けることになります。政府24などで外国人登録番号で過料の照会・納付ができるのか、どのような認証手段が必要なのかは公式案内に出ておらず、確認が必要な部分です。
レンタカーにはもう1つ経路があります。レンタカーの車両が駐停車違反をすると、業者が借主の居住地を管轄する警察署に「納付義務者変更要請書」を提出して納付者を借主に変えます。外国人レンタカー利用者の交通過料の未納率は2023年に96.1%で、韓国人レンタカー利用者の平均(25.8%)の約4倍だという国会資料がメディアで報道されたことがありますが、業者が保証金やカード請求を強めにかける背景はここにあります。ちなみに法務部は、過料の未納だけを理由に外国人の出国を止めることはしないという立場です(国家人権委員会の報道資料、発表時点不明)。レンタカーを借りる前に必要な免許の要件は運転免許の切り替え手続きでご確認ください。
車を停める前の5分チェックリスト — 料金確認の窓口と支払い手段のバックアップ
- 料金を事前に見る — ソウル特別市の駐車情報案内システム(parking.seoul.go.kr)は、ログインなしでリアルタイムの空き台数と料金を表示してくれます。ただ外国語切り替えボタンがないので(2026-08確認)、ブラウザの翻訳機能をオンにして見るのが現実的です。
- 支払い手段を二重に用意する — クレジットカード、現金、残高のある交通カードを一緒に持っていってください。1つだけ持っていくと、先ほど見た正反対の落とし穴のどちらかにかかります。
- 級地と1日料金の項目を確認する — 入口の案内板で級地、5分あたり(または10分あたり)の料金、「1日駐車料金(入庫後24時間)」の項目の有無を見ます。この3つがあれば総額が計算できます。
- 民営駐車場は別に見る — 民営は料金が自由で支払い手段もバラバラなので、入る前に料金板を見る必要があります。駐車アプリのノンストップ出庫機能は車両番号と支払い手段の事前登録が前提ですが(アイパーキングは車両番号・カード番号、カカオT駐車はカカオペイ連携)、外国人の登録要件や海外カードの登録可否は公式案内では確認できませんでした。
- バック駐車の準備をする — 韓国観光公社の案内基準では、韓国はほとんどの車がバックで駐車します。駐車スペースが狭いためですが、前向き駐車の文化圏から来られた方は、レンタカー予約の際にバックカメラとセンサーの有無を確認しておいてください。
📌 参考: スーパー・百貨店の無料駐車はチェーン名で計算するとずれます。店舗ごとに基準を別々に告示しているからです。イーマートの有料店舗は基本10分あたり1,000ウォンで30分以内の折り返しは無料(江陵店を除く)、購入金額別に1万ウォン以上で2時間から10万ウォン以上で5時間まで、最大5時間が無料です。ただし自動精算を受けるには車両番号を登録する必要があり、その番号は新世界ポイントの会員情報に保存されます(1人1台)。ロッテ百貨店の蚕室店は最初の30分3,000ウォン・以降10分あたり1,000ウォンで、購入5万ウォンで1時間、10万ウォンで2時間、15万ウォンで3時間が無料になり、レシートをカスタマーセンターかキオスクで登録する必要があります。ほかの店舗は基準が違うので訪れる店舗のページを確認してください。また、メンバーシップ加入に韓国式の本人確認が必要かどうかは公式案内では確認できませんでした。
長期滞在者なら家の前の駐車が問題になりますが、居住者優先駐車の申請は各区の案内文がすべて住民登録基準でのみ書かれています。外国人登録証の所持者が申請できるのかはどこにも明記されていないので、住んでいる区の施設管理公団か区庁に直接尋ねる以外に方法がありません。

駐車はLACHAが取り扱う領域ではありません。LACHAはKTX・高速バス・タクシー・空港鉄道・交通カードのように、車を置いて移動する区間を扱うアプリなので、駐車場やレンタカーの予約は提供していません。ただ、都心の1級地で1時間8,400ウォン、しかも1日上限もない区間では、料金の低い級地に車を停めて公共交通で入っていく計算が合うこともあります。LACHAは本人認証なしですぐ使える外国人向け交通・決済スーパーアプリなので、韓国の口座や携帯電話番号がなくてもパスポートで始められ、海外カードやAlipay・WeChat Payのような海外の簡単決済で支払えます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 無人精算機に現金を入れられますか? ソウル施設公団の自動化無人精算の公営駐車場ではできません。公式FAQがクレジットカード・交通カード・ゼロペイでのみ決済できると明記しており、現金で払うには出口の精算機の「呼出」ボタンを押して係員と相談する必要があります。仁川空港も無人精算機では現金を受け付けず、有人ブースでのみ受け付けます。逆に一部の自治体の公営駐車場は現金しか受け付けずカードを拒否して苦情が報道されたことがあるので、カードと現金を一緒に用意するのが安全です。
Q2. 海外で発行したカードで駐車料金を払えますか? 確実に使えるとも、使えないとも申し上げられません。ソウル施設公団の案内は「クレジットカード」とだけ書いており国内発行・海外発行を区別していませんし、無人精算機での海外カード承認率に関する公式資料や統計もありません。韓国観光公社の英文ガイドが外国人向けのプリペイドICカードを用意するよう案内するほど、支払い手段の不一致は知られた問題ですが、どのカードならすべての精算機を通るという保証はどこにもありません。カード・現金・交通カードを一緒に持っていくことが、現時点では最も確実な備えです。
Q3. ソウルの公営駐車場に1日中停めるといくらですか? 級地と駐車場によって違いますが、ソウル施設公団の直営は全駐車場一律の1日上限がないので、5分あたりの料金が積み上がり続けます。2級地の舎堂駅公営駐車場(1時間3,000ウォン)に48時間停めて144,000ウォンが課された事例が2020年11月に報道されたことがあり、これは同じ駐車場の月定期券130,000ウォンより高い金額でした。1日料金が設定された所も、ソウルグローバルセンター50,400ウォン・訓練院公園39,600ウォン・蚕室駅31,600ウォン程度なので安くはありません。
Q4. 仁川空港に5日停めるといくらですか? 小型車基準で長期・予約駐車場は1日9,000ウォンなので5日で45,000ウォン、短期駐車場は1日24,000ウォンなので5日で120,000ウォンです。仁川は曜日や祝日による差がありません。予約駐車場は入庫予定時刻を基準に45日前から4時間前までオンライン予約が可能で、駐車期間は1日以上30日未満、車両の高さ2.8m以上は利用できません。ただしこの料金は2026-08時点のもので、空港公社が値上げを検討中だと明らかにしているので、出発前にもう一度確認してください。
Q5. 駐車違反の過料を遅れて知った場合はどうなりますか? 事前通知書を受け取って意見提出期限(10日以上)内に自主納付すると20%軽減されますが、通知書が韓国の住所に韓国語で届くため、この期間を逃しやすいです。納付期限が過ぎると3%の加算金に毎月1.2%が加わり、最大75%まで増えると案内されています。レンタカーだった場合は、業者が管轄の警察署に納付義務者変更要請書を出して借主宛てに回します。政府24で外国人登録番号による照会・納付ができるのかは公式案内に出ておらず、確認が必要です。
参考: この記事は一般的な情報提供を目的としています。本文の料金・過料・制度は2026-08時点で、ソウル施設公団、江南区都市管理公団、中区施設管理公団、釜山の中区・東区庁、仁川国際空港公社、韓国空港公社、仁川・延寿区庁、法制処の生活法令情報と国家法令情報センター(道路交通法施行令 別表6・別表7)、韓国観光公社の英文ガイドで確認した数値です。駐車料金は自治区の条例と個別駐車場の告示で決まっていて頻繁に変わり、仁川空港の料金は値上げが検討されています。一部の項目(釜山の級地基準が釜山市の全域に統一適用されるのか、金浦空港の支払い手段、外国人登録証所持者の居住者優先駐車の申請可否、政府24での過料照会、無人精算機での海外カード承認可否)は公式に確認できず、要確認として残しています。車を停める前と出庫前に、その駐車場の案内板と運営機関の公式ページでもう一度ご確認ください。LACHAは駐車場・レンタカーのサービスを提供していません。




