ソウル施設公団の障害者コールタクシー利用基準の利用対象は6項目ありますが、そのうち3番目が「車いすを利用する障害のある外国人」です。かっこの中には「外国人証明資料(パスポート等)を確認後に乗車」と書かれています。福祉カードでも外国人登録証でもなく、パスポートで乗れる経路が規定に文章として入っているということです(2026-08時点)。
料金も一般タクシーとは別の体系です。5kmまでの基本料金が1,500ウォンで、10km走っても2,900ウォンです。駐車料・通行料など運行に必要な費用は乗客が別途負担します。
ところが、規定が開かれていることと、実際に呼べることは別の問題です。同じ案内文に「ただし、新規顧客は電話でまず情報登録をしてから利用可能」という但し書きが付いているからです。アプリやインターネット受付は初回利用者には最初から開かれていません。そしてその電話窓口について、ソウル観光財団の公式英文ページは「The Call Taxi for the Disabled is serviced in Korean」と記しています。韓国語でのみサービスされるという意味です。
ソウル市の公式英文観光案内はさらに一歩踏み込みます。「it is not recommended to rely on accessible call vans as your primary mode of transportation」— アクセシブルタクシーの運行が常に保証されるわけではないので、主な交通手段として頼らないようにと直接書いています。乗れるという事実と、この警告は同じ重さで読む必要があります。
6つの利用対象のうち「外国人」という言葉が書かれている項目は③の1つだけです。
参考: この記事はソウル基準です。特別交通手段は自治体ごとに個別に運営されており、利用対象・料金・電話番号がすべて異なります。釜山は「トゥリバル(두리발)」で、統合電話から1555-1114と異なります。本文の料金・時刻・運営条件は2026-08時点でソウル施設公団とソウル市の公式案内で確認した値です。
結論から — 外国人も利用対象、ただし条件は「車いす」と「パスポート確認」
利用基準に書かれた6項目をそのまま書き写すと、次のとおりです。
| 利用対象 | 案内文に書かれた内容 | 外国人にとっては |
|---|---|---|
| ① 重度歩行障害者 | 重度障害者であり歩行上の障害がある者 | 障害者登録が前提のため在留資格で分かれます |
| ② 国家有功者1〜2級 | 傷痍軍警・公傷軍警・公傷公務員・戦傷軍警 | 該当しません |
| ③ 車いすを利用する障害のある外国人 | 外国人証明資料(パスポート等)を確認後に乗車 | パスポートで開かれる経路です |
| ④ 等級制廃止以前の利用者 | 2019年7月1日以前から継続して利用してきた者 | 事実上該当しません |
| ⑤ 保護者 | 家族・活動補助人など、同伴乗車時に限る | 同伴者としては乗れます |
| ⑥ 一時的な障害がある者 | 三次医療機関の専門医の診断書を提出した者 | 案内文に国籍制限の文言はありませんが、外国人への適用可否は確認できていません |
表を縦に読むと、国籍によって扉の幅が違うことが見えてきます。韓国人は車いすを使わなくても①に該当すれば対象です。ところが外国人に規定が開いている扉は③の1つだけで、そこには「車いすを利用する」という条件が付いています。 車いすを使わない視覚・聴覚障害者や、歩行が不自由な高齢の外国人旅行者は、この経路の対象ではありません。
旅行中にけがをして一時的に車いすを使うことになった場合は⑥があります。ただ条件が厳しいです。三次医療機関(上級総合病院)の専門医の診断書を提出する必要があり、診断書に「車いすの使用なしには移動が困難な者」と「治療期間」が併記されていなければなりません。そしてこの経路は診療・治療目的でのみ使えます。観光での移動には使えないという意味です。⑥の項目に国籍を制限する文言がないことが、外国人に適用されるという意味でもありません。規定上、外国人に明示的に開かれた扉は③の1つだけなので、⑥の適用可否は受付前にコールセンター(1588-4388)に確認してください。 韓国の病院を初めて利用するなら外国人のための韓国の病院利用法も合わせてご覧ください。
注意: 「パスポートさえあれば外国人なら誰でも乗れる」と読むと現場で食い違います。規定の文言はあくまで「車いすを利用する障害のある外国人」です。配車前に車いす使用の有無を必ずお伝えください。
本当の最初の関門は韓国語の電話 — 新規顧客は電話での情報登録が先
受付窓口は4通り案内されています。電話とショートメッセージ(1588-4388)、そしてインターネットとモバイルアプリです。代表番号は1588-4388と02-2024-4200で、英文案内には国際電話表記で+82-2-1588-4388と書かれています。
ところが、その下の但し書きが決定的です。「ただし、新規顧客は電話でまず情報登録をしてから利用可能」と書かれています。アプリをインストールして会員登録をしても、初回利用は電話を通さなければ開かれないという意味です。韓国に到着する前にアプリで前もって準備しておく、という絵は成り立ちません。
その電話が韓国語窓口であることも、ソウル市系列の公式ページが自ら明かしています。ソウルダヌリム観光の英文案内は「The Call Taxi for the Disabled is serviced in Korean」と書き、現地で呼ぶときはホテルや近くの観光案内所に助けを求めるようにと勧めています。同じページは利用範囲を「ソウル市内の移動または空港への帰路用」と案内しています。
まとめると、このサービスの最初の壁は資格ではなく言語です。規定上は乗れるのに呼べない、という状態が生まれるわけです。受付アプリとホームページが英語に対応しているかは今回確認できなかったので、コールセンターに合わせて聞いてみるのがよいでしょう。
ヒント: 電話を代わりにかけてくれる人に渡すメモを、あらかじめ作っておきましょう。①韓国語で書いた出発地の住所 ②韓国語で書いた目的地の住所 ③車いすの種類(手動か電動か)④同伴者の人数 ⑤連絡可能な番号。この5行があれば、通話がぐっと短くなります。
料金と運行範囲 — 5km 1,500ウォンから、首都圏広域と仁川空港の条件
料金は3区間に分かれます。
| 区間 | 料金 |
|---|---|
| 5kmまで | 基本料金1,500ウォン |
| 5km超〜10km | 1kmあたり280ウォン追加(10km地点で2,900ウォン) |
| 10km超 | 1kmあたり70ウォン追加 |
| 端数処理 | 100ウォン未満は切り捨て |
| 駐車料・通行料 | 運行に必要な費用は乗客が負担 |
10kmを超えると1kmあたり70ウォンなので、距離が伸びても料金は緩やかにしか上がりません。ただし有料道路の通行料と駐車料は別なので、目的地が有料駐車場ならその分は別途支払う必要があります。
ソウルの外に出る移動はルールが別です。首都圏広域移動は仁川広域市と京畿道全域が対象で、ソウルと境を接する12地域と仁川国際空港はソウルと同一の条件が適用されます。それ以外の首都圏目的地へ行く場合は、当日の診療予約証や入院確認書といった書類を事前に提出する必要があります。
空港の条件は特に誤解が多いところです。仁川国際空港の利用には「当日の航空券所持者に限る」という但し書きが付いています。到着した日に空港から市内へ、または出国する日に空港へ行くのには使えますが、旅行中に誰かを迎えに空港へ行ったり、空港を往復したりする用途には使えません。空港内で受けられる支援(無料の車いす貸出・電動カートでの移動・優待出口)は仁川空港の交通弱者向けサービスまとめで扱っています。
注意: 英語の旅行情報の中には「空港でも利用できる」とだけ書かれた記事が多いのですが、当日航空券の条件が抜けている場合があります。空港への移動を計画に入れているなら、航空券の所持有無から確認してください。また、首都圏広域移動の料金が市内料金と同じかどうかは、公団の案内ページに古い文言が残っており確定できませんでした — 受付の際にコールセンターに合わせてご確認ください。
受付時刻 — 即時コールと予約コール、深夜はルールが別
同じサービスでも、呼び方によって受付時刻と窓口が違います。
| 区分 | 受付方法 | 時刻 |
|---|---|---|
| 即時コール | 必要な時刻にそのまま受付 | 始発07時 |
| 予約コール | コールセンターへの電話受付(先着順) | 利用前日10時〜18時 |
| 深夜 | 利用前日にコールセンターへ電話で事前予約 | 運営01時〜05時(ソウル市外の地域は03:59まで) |
| 首都圏広域 | 電話(1588-4388・02-2024-4200)受付のみ | 運行は毎日07〜22時、申請07〜17時、1日片道1回 |
首都圏広域移動は、乗車日前日の07時〜22時の事前受付制としても案内されています。案内文に申請時間(07〜17時)と事前受付時間(前日07〜22時)が並んで書かれているため、実際に何時まで電話を受け付けてくれるのかは通話で確認したほうが安全です。
配車方式も公開されています。受付順15点、待機時間35点、ピックアップ距離40点を合算して決め、待機時間が60分以上超過すると移動支援センターが直接配車を調整します。点数の構成を見ると近くにいる車が優先されるので、郊外で呼ぶほど待ち時間が長くなる構造だと推測できます。
ここで外国人にだけ生じる問題がもう1つあります。予約コールと深夜利用がどちらも「前日10〜18時に電話で先着順」だという点です。韓国の時間帯に合わせて、韓国語で、しかも先着順の競争がある8時間の中で電話をかけなければなりません。次の節で見る外国語相談窓口の運営時間ともちょうど重なる時間帯なので、1日のうちに言語の壁を2回通過しなければならない状況が生まれます。
待ち時間と公式の警告 — 「主な交通手段にしないように」という言葉はソウル市自身が書いた
待ち時間は、数字を1つだけ引用してはいけません。同じソウル市系列の公式ページ同士で値が違うからです。
- ソウル施設公団(韓国語)— 待機時間が60分以上超過すると移動支援センターが直接配車を調整する
- ソウルダヌリム観光(英文)— 最大90分の待機があり得るが、通常は依頼後20〜30分以内に配車される
- Visit Seoul(英文)とソウルダヌリムのアクセシビリティページ — 平均30〜60分待ち
3つの値を並べると、「20〜30分で来る」も「90分は覚悟すべき」も、どちらか一方だけでは正確でないことが分かります。英文ページだけを読んで日程を組む外国人が最も大きく食い違うところです。実務的には余裕をもって60分を空けておき、来なければ代替手段に移る時刻をあらかじめ決めておく方法が安全です。
だからこそ、ソウル市の公式英文観光案内が書いた一文が重要です。「it is not recommended to rely on accessible call vans as your primary mode of transportation」— アクセシブルタクシーの運行が常に保証されるわけではないので、主な交通手段として頼ることは勧めない、という意味です。サービスを宣伝すべき観光案内ページが自らこう書いたという点を、軽く受け流さないでください。
重要: 飛行機の搭乗時刻、KTXの出発時刻、病院の予約時刻のように、逃してはいけない予定に、このサービスを唯一の手段として置かないでください。最低でも2重に組み、1つ目が遅れたら2つ目に移る基準時刻を数字で決めておくのがよいでしょう。
韓国語なしで受け付ける迂回路 — ホテル・観光案内所・120ダサンコールの外国語相談
現実的な経路は3つです。
第一に、ホテルのフロントや近くの観光案内所です。ソウルダヌリム観光の英文ページが自ら勧める方法なので、頼まれる側も戸惑いません。先ほど作っておいた5行のメモをそのまま見せればOKです。
第二に、120ダサンコール財団の外国語相談です。英語・中国語・日本語・ベトナム語・モンゴル語の5言語で運営しています。韓国国内からは(02)120にかけてARSで9番を押した後に言語を選び、海外からは+82-2-731-2120にかけます。運営時間は月〜金 09:00〜18:00で、週末と祝日は休みです。相談中に必要なら三者通訳も提供されます。
第三に、すでに会員である韓国の知人や活動支援員の助けです。情報登録自体が電話でしか開かれないため、最初の1回の通話さえ越えれば、その後はショートメッセージでの受付経路が比較的スムーズになります。
ただ、時間帯の計算を一度してみる必要があります。予約コールの受付は利用前日10〜18時、ダサンコールの外国語相談は平日09〜18時です。重なる窓は平日10時から18時までだけです。日曜日に乗る予約コールは土曜日の10〜18時にかけなければなりませんが、その日ダサンコールは閉まっています。週末の移動は金曜日までに前もって片付けるか、ホテル・観光案内所の経路を使うほうが確実です。
📌 参考: 120ダサンコールが障害者コールタクシーの配車受付を代行してくれるかどうかは、案内文に書かれていません。「相談中の三者通訳提供」までしか確認できていないので、代理受付が可能かは通話の際にまず聞いてみてください。1330観光通訳案内電話も代案として挙げられますが、運営時間・対応言語・三者通訳の可否は今回確認できませんでした — 公式案内で改めてご確認ください。
在住外国人なら — 会員登録と障害者登録は在留資格で分かれる
韓国に住んでいる方なら正式な会員登録が気になると思いますが、ここで書類の壁が出てきます。登録案内が求めるのは福祉カード(氏名・生年月日・障害の種類・障害の程度・有効期限が表記されたもの)と障害程度決定書、障害程度審査結果の追加案内文です。提出はファックス(02-2290-6518)またはショートメッセージ(1588-4388)、アプリのアップロードで行い、加入登録後2週間以内に書類を提出しないと会員登録が取り消される場合があります。
問題は、この案内のどこにも外国人の加入手続きに関する言及がないという点です。利用基準にはパスポート確認の経路があるのに、加入案内は福祉カードを前提にしてのみ書かれています。パスポート経路が「現場での乗車確認」で終わるのか、事前の情報登録と会員登録まで開かれるのかは確定できません。 加入できると決めつけず、コールセンターにまず確認してください。
その福祉カードを受け取るには障害者登録が必要ですが、ここで在留資格が分かれます。障害者福祉法第32条の2第1項は、登録できる在外同胞・外国人を5つに限定しています。
- 第1号 — 在外同胞法第6条により国内居所申告をした人
- 第2号 — 住民登録法第6条により在外国民として住民登録をした人
- 第3号 — 出入国管理法第31条により外国人登録をした人のうち、同法第10条第1項の在留資格の中で大韓民国に永住できる在留資格を持つ人
- 第4号 — 在韓外国人処遇基本法第2条第3号による結婚移民者
- 第5号 — 難民法第2条第2号による難民認定者
このリストの外にいるE-9労働者、D-2留学生、D-4語学研修生などは、そもそも登録障害者になれません。登録障害者の資格を前提とした恩恵から構造的に外れるわけです。在留資格別にどこまで開かれるかは外国人の障害者登録と交通料金減免の資格に条文単位で整理してあります。
登録できても、それで終わりではありません。同条第2項は「国と地方自治体は、第1項により登録した障害者に対しては予算などを考慮して障害者福祉事業の支援を制限することができる」と定めています。登録さえすれば韓国人の登録障害者と自動的に同じ支援を受けられる構造ではない、という意味です。
地下鉄の無賃乗車に使う優待用交通カードはまた別の制度です。ソウル市の案内は発給対象を「首都圏都市鉄道の無賃乗車対象者のうち、住民登録上ソウル市に居住する者」と記しており、外国人に関する言及はありません。無賃は首都圏都市鉄道にのみ適用され、バスは有料です。永住資格や結婚移民者のように障害者登録は可能でも住民登録がない場合にどう扱われるのかが案内にないため、できるとも、できないとも書けません — 120ダサンコールまたは管轄の住民センターで直接ご確認ください。
注意: 制度ごとに資格基準が互いに異なります。コールタクシーの乗車はパスポート確認で開かれるのに、障害者登録は在留資格で分かれ、地下鉄の無賃は住民登録を見ます。1つが通ったから残りも通ると考えると、窓口で無駄足を踏むことになります。
コールタクシーがだめなとき、そしてソウルの外では — UDタクシー・一般タクシー・ダヌリム、釜山は番号から違う
ソウル市は2026年7月1日からUD(Universal Design)タクシーの運行を開始しました。車いす利用の障害者、車いすを使わない障害者、障害のない人が皆乗れるように製作された車両です。2026年7〜12月の試験事業として12台規模で、車両は起亜PV5 WAVです。
配車方式が少し独特です。重度歩行障害者(障害者コールタクシー会員)を対象に1台あたり月100件まで優先配車し、その実績を満たした車両は一般タクシーに切り替わり、アプリ呼び出しや流し営業で誰でも利用できるようになります。その際の料金は中型タクシー料金が適用されます。ただし呼び出しアプリでUDタクシーを指定して呼ぶ機能があるかどうかは確認できていません。 車いす利用のお客様の問い合わせは障害者コールタクシーのコールセンター(1588-4388)に案内されています。
ソウル観光財団の「ダヌリム」も名前がよく出てきます。英文アクセシビリティ案内で確認できるのは空港ピックアップ(Danurim Minivan)ですが、車いす利用者限定で、ウェブサイトで事前のオンライン予約を受け付けており、「This service is not available continuously」(常時運営ではない)と明記されています。ダヌリムの車両レンタルサービスも別途ありますが、報道資料に「ソウル市所在の機関に限り」という文言があるため、外国人個人が借りられるかは確定できませんでした。問い合わせはソウルダヌリム観光センター(1670-0880)です。コールタクシーではなく地下鉄・バスで移動する際のエレベーター動線と低床バスの事情は車いすでソウルの地下鉄・バスに乗るに別途まとめてあります。
ソウルを出ると制度そのものが変わります。釜山の障害者コールタクシーは名前が「トゥリバル(두리발)」で、統合電話は1555-1114です。障害者コールタクシー以外に妊産婦コールタクシー、多人数乗車トゥリバル、寝たきり障害者向け車両が別々に運営される、まったく別の体系です。トゥリバルの利用案内では外国人に関する文言が確認できませんでしたが、書かれていないことができないという意味ではありません。ソウルの情報をそのまま持って行かず、各地域の移動支援センターに直接確認してください。

リフト車両が必ずしも必要でない移動もあります。折りたたみ式の手動車いすを折りたたんでトランクに積める場合、同行者だけが先に宿へ移動する区間、荷物を運ぶ区間などです。こうした場合の選択肢を並べると、次のようになります。
| 手段 | 何ができるか | 外国人が引っかかるポイント |
|---|---|---|
| ソウル障害者コールタクシー | 車いすに乗ったまま乗車、5km 1,500ウォン | 新規顧客は韓国語の電話での情報登録が先です |
| UDタクシー | 車いす利用者・非利用者ともに乗車可 | 12台の試験段階、指定呼び出しの可否は未確認です |
| カカオT | 一般・大型タクシーの呼び出し | 韓国の携帯電話番号認証が必要です |
| LACHA | タクシー・VAN(5・6人乗り)・KTX・高速バス・空港鉄道・交通カード | リフト車両の配車は取り扱っていません |
LACHA(ラチャ) は本人認証なしにすぐ使える外国人向けの交通・決済スーパーアプリです。韓国の口座や携帯電話番号がなくてもパスポートだけで始められるよう設計されており、Alipay・WeChat Payのような海外の簡単決済で支払えます。韓国語の電話が壁になる状況で一般タクシーや5・6人乗りVANを呼ぶのには使えますし、空港鉄道・KTX・高速バスの予約も同じアプリでまとめられます。
ただし、はっきりさせておくことがあります。ラチャは障害者コールタクシーを予約したり、車いすリフト車両を配車したりはしません。 列車やバス車内の車いすスペース、乗降支援も各運営機関が別途定める事項です。車いすを折りたたまずそのまま乗る必要があるなら、障害者コールタクシーやUDタクシーのほうを先に調べてみてください。列車の座席はKTX車いす席の予約方法を参考にしてください。
よくある質問 (FAQ)
Q1. パスポートさえあればソウルの障害者コールタクシーに乗れますか? 条件が1つ付きます。ソウル施設公団の利用基準の利用対象3番目の項目は「車いすを利用する障害のある外国人」で、かっこの中に「外国人証明資料(パスポート等)を確認後に乗車」と書かれています。つまり車いすを利用する場合に、パスポート確認で乗車する経路です。車いすを使わない障害者や、歩行が不自由な高齢の旅行者はこの項目の対象ではありません。旅行中にけがをして一時的に車いすを使うことになった場合は、三次医療機関の専門医の診断書を提出する別項目がありますが、診療・治療目的でのみ利用できます。
Q2. 韓国語が話せませんが、どうやって呼べばいいですか? 初回利用は電話を避けられません。案内に「新規顧客は電話でまず情報登録をしてから利用可能」と書かれており、アプリ・インターネット受付が最初から開かれないからです。ソウル市の公式英文案内も、このコールセンターが韓国語でサービスされることを明かしたうえで、ホテルや近くの観光案内所に助けを求めるよう勧めています。ほかの方法としては120ダサンコール財団の外国語相談(英語・中国語・日本語・ベトナム語・モンゴル語、(02)120からARS 9番、海外は+82-2-731-2120)がありますが、運営時間が月〜金 09:00〜18:00なので週末は閉まっています。代理受付が可能かは案内にないので、通話の際にまず聞いてみてください。
Q3. 仁川空港でも利用できますか? 条件付きで可能です。仁川国際空港は首都圏広域移動でソウルと同一の条件が適用される地域に入っていますが、「当日の航空券所持者に限る」という但し書きが付きます。到着する日や出国する日には使えますが、旅行中に出迎えや見送りの目的で空港を行き来するのには使えません。広域移動は電話受付のみで1日片道1回に制限され、事前受付制なので、到着当日にその場で呼ぶやり方は難しいと考えたほうがよいです。
Q4. 待ち時間はどれくらいかかりますか? 公式案内同士で値が違います。ソウル施設公団は待機時間が60分以上超過すると移動支援センターが直接配車を調整すると記し、ソウルダヌリム観光の英文は最大90分の待機があり得るが、通常は依頼後20〜30分以内に配車されるとしています。Visit Seoulの英文とソウルダヌリムのアクセシビリティページは平均30〜60分と記しています。配車は受付順15点、待機時間35点、ピックアップ距離40点の合算で決まるため、位置と時間帯によってばらつきが大きいです。ソウル市の公式英文案内自体がこのサービスを主な交通手段として頼らないよう勧めているので、時刻が決まっている予定には代替手段も一緒に準備してください。
Q5. 釜山やほかの都市でも同じ番号で呼べばいいですか? いいえ。この記事の内容はソウル基準で、特別交通手段は自治体ごとに個別に運営されています。釜山は「トゥリバル(두리발)」という名前で運営され、統合電話が1555-1114と異なり、障害者コールタクシー以外に妊産婦コールタクシー・多人数乗車トゥリバル・寝たきり障害者向け車両が別途あります。トゥリバルの案内では外国人に関する文言が確認できませんでしたが、書かれていないことができないという意味ではないので、利用前にその地域の移動支援センターに直接確認してください。ソウルで通るから全国で通る、という一般化は危険です。
参考: この記事は一般的な情報提供を目的としています。本文の利用対象・料金・受付時刻・運営条件は2026-08時点で、ソウル施設公団の障害者コールタクシー利用基準と首都圏広域移動案内、ソウル特別市120ダサンコール財団、Visit Seoul・ソウルダヌリム観光の英文ページ、障害者福祉法第32条の2の条文で確認した内容です。一部の項目(外国人の会員登録の可否、優待用交通カードの外国人への発給可否、ダヌリム車両レンタルの個人申請可否、広域移動の料金、受付アプリの外国語対応、1330の運営条件)は公式案内に明示がなく確認できなかったため、本文にそのまま表示しています。制度と料金は変動する可能性があるので、利用前にソウル施設公団(1588-4388)と各地域の移動支援センターで改めてご確認ください。ラチャ(LACHA)は障害者コールタクシーを予約したり、車いすリフト車両を配車したりはしません。




